ユーモアとペーソス!エロティシズム!あの佐野映画がスクリーンに甦る!!

伝説のカルト映画『追悼のざわめき』に主演、80~90年代にかけてピンク映画の世界で、自ら主演・脚本・監督をこなす独自のスタイルを確立した佐野和宏。代表作『Don't let it bring you down』(『変態テレフォンONANIE』)などドラスティックでメッセージ性の高い作品を次々と発表し、瀬々敬久らとともに「ピンク四天王」と称される。しかし97年以降、メガホンをとることはなく、2011年に咽頭癌を患い声帯を失っていた…。

そんな佐野和宏が18年の「沈黙」を破った。佐野は闘病の跡が刻まれた体躯をさらし、筆談でスタッフに指示をだし、俳優たちを演出する。「佐野の映画が見たい!」とプロデュースを手がけたのは映画運動家の寺脇研。飯島洋一(『狂い咲きサンダーロード』『戦争の犬たち』)をはじめ個性溢れる役者たちが、佐野の復活を祝福するかのように集まった。映画の中盤、主人公がキャメラに向かって延々と語りかける。その声は、かすれ、とぎれ、言葉にならない。しかし鬼気迫る姿から目をそらすことができない。震える魂の叫びを、なけなしの愛の物語を、ぜひ映画館で!